2010年11月29日月曜日
OPEN STUDIO_02『しょう』
11/27(土)のオープンスタジオ_02『しょう』
この日は快晴。グラウンドのあちこちには石塚つばささんのスツールが。もりや学びの里にやってきた人たちの休憩スポットになっています。
スタジオ2階ではサクサクと足音が響き渡ります。
ソンミンの銀杏プロジェクト。
前日、ふれあい通り沿いの銀杏並木に舞い散るイチョウの葉を大量に集めてきました。
黄色に輝くイチョウの葉は、スタジオを行き来する来場者によってさりげない葉音を奏でます。
そしてソンミンのスタジオでは元大井沢小学校卒業生が集まり、
校歌の合唱を撮影しました。
(写真は見学中の守谷中美術部員)
今となっては近隣小学校と合併したため、新たな学校として歌詞も変わり、歌うことのなくなった貴重な元大井沢小学校のオリジナル校歌。
メモリアルルームに残された校歌の歌詞が書かれた「書」の発見がきっかけでした。
ここで目に見えない「音」として卒業生の声によって現れた校歌に感動した卒業生もいました。
鉄琴プロジェクトを説明するソンミン。
ジェイソンの緻密に描かれたスケッチを凝視する美術部の皆さん。
ジェイソンのスタジオには守谷市内で描かれている壁画の下図やこれまで調査した歴代の伝達機器と、8ミリカメラで撮影された映像、窓に貼られた多くのスケッチ。大人からは「懐かしい!!」の声と、子供たちにとっては未知の機械に驚きの声が響きます。
この8mm動画がどのように変化するか、次回のオープンスタジオも楽しみに。
デヴィッドとケルダは30余人のフラダンサーズを迎え、体育館にて公開撮影が行なわれました。
色とりどりに華やかな衣装をまとったダンサーの皆さんは華麗に、そして厳かにブルーハワイを演舞して下さいました。その光景は荘厳!
ロッカールームで自主展示していたガールズスカウトや来場者も、わずかな時間でしたが一瞬常夏のハワイに引き込まれたようでした。
彼らのスタジオでは「スポンサーズコレクション展」と題して、アーカスプロジェクトをサポートして下さっているスポンサーさんの代表的なアイテムを展示しています。
守谷で出土した縄文式土器をはじめとする遺産と、現代の守谷に存在する外壁の再構成を表したもの、同時進行で様々なプロジェクトを見ることが出来ます。
それぞれにストーリーがあります。百聞は一見に如かず。
三組三様で守谷を素材に、または茨城を土台に、地元の人も気づかなかったような独特な視点を見せてくれています。
ロッカールームで展示したガールズスカウトの皆さんは、今回招聘しているアーティストの国をリサーチしてくれました。画面一杯に地図でオーストラリア、アメリカ、シンガポール、そして日本のことを調べたそうです。
彼女たちの展示のあとは、ロッカールームにてソンミンとG杉山による英語教室のオリエンテーションが行なわれました。
以前からアーティストと交流したい、でも英語が話せない、というボランティアや地元の方々の要望もあり、いつかロッカールームで!と温めていた企画です。
ソンミン先生はビートルズの「Octopus' Garden」を題材に、G杉山先生と飛び入りでブリタ先生も迎え、英語の表現について面白おかしく・楽しく、教えてくれました。
今回はオリエンテーションなので、次回はどんなクラスになるか、乞うご期待。
日も暮れてロッカールームがにぎやかになると、市民サークルの「ホーリープラネッツ」さんによるゴスペルのステージ。観客とサークルの皆さんで埋まったロッカールームの中で、ゴスペルならではの力強い歌声が響きます。ノリの良いリズムに、大勢で歌う圧倒されるメロディに酔いしれました。
一般的に完成された作品のみ展示する「展覧会」と違うのは、アーティストが活動する過程を見られる「生きたスタジオ」であるところです。
アーティストの制作現場を見るという経験は、アーティストがアイディアや作品を生みだす現場を追体験できることでもあります。
町で出会った皆さんと、スタジオで会話した皆さんと学びの里で再び、
また変化を楽しんでいただけたらと思います。
またプロジェクトはそれぞれ継続されます。
12/11(土)12(日)のオープンスタジオ最終日まで、日々、変化をもたらします。
ぜひ、変化を見に来て下さいね。
【おまけ】
合宿お楽しみディナー献立は.....
我らがディレクターの特製カレーとジェイソン特製ワカモリ&クッキー。
(text/photo:m.i.)
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